現在オリンピック界隈で今最も注目を浴びている若き新生
『飯沼月光(いいぬまつき)』くんをご存知でしょうか。
この度2024年パリオリンピックに正式種目となったブレイクダンス競技、
『ブレイキン』
つきくんは、パリオリンピック新種目ブレイキンの出場を目指す若干14歳の若き天才ブレイクダンサーです。
7歳からブレイクダンスを始め、数々のアジア大会で好成績を残し世界にもその名をとどろかせ
14歳にしてブレイクダンス18歳以下の部、ユースの部で全日本優勝。
※記事最後に劇的逆転優勝のYouTube動画があります。
そんな次世代のブレイクダンスを担う、つきくんの中学など学校やプロフィール、これまでの戦績などを詳しく見ていきたいと思います。
飯沼月光くんの通う学校
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飯沼月光。若き天才ブレイクダンサー、愛称Bboy TSUKKI(ビーボーイ つっき)。
大阪市立加美南中学校2年生
1977年に大阪市立加美中学校から分離してできた中学校
分離する前の加美中学校は芸能人の久本雅美さんが在学されていたそうです。
加美南中学校は全国的にコーラス部が有名とのことでしたが、
これから先はいつの日か天才ブレイクダンサーの出身校として語り継がれること間違いなしかもですね!
普段はつきくんも普通の市立中学校に通う中学2年生。友達との会話も中学2年生そのままです。
学校とブレイクダンス
つきくんがダンスを始めるきっかけとなったのは、
もともとつきくんのお兄さんがブレイクダンスを習っていて、家で練習しているのを見よう見まねで遊んでいたことから、
そのダンスが楽しくてたまらずお兄さんが通うダンススタジオへお付き添い。
そこで師匠KAKU先生と出会うことに。
遊びだけでは飽き足らず師匠KAKU先生のダンスレッスンを受け始めます。
師匠曰く最初は背も小さいし細いし大丈夫かという印象だったが、驚きの努力の持ち主だということが判明。
KAKU先生のレッスンに対し、一週間後にはそれ以上のことをやってくるような
KAKU先生も今までにこんな子見たことない、頑張り屋さんとお墨付き。
また、つきくん本人もたまに友達から遊びに誘われることもあるが、
『練習に慣れすぎて練習に行ってしまう。学校から帰ってきて、練習・ご飯・練習というルーティンがある。よほどのことがない限りあまり崩さない。』
と遊び盛りの中学生とは思えない言動!
というのもKAKU先生によると、
『練習量がダントツにすごい。練習中は連絡しても返事がない。4時間とか平気でない。練習に対する集中力の高さに呆れるほどです。』とおっしゃっていました。
つきくん個人での練習場所は自宅の一室。畳にフローリングマットを敷いた練習スペースで、
学校から帰ると毎日6時間の猛練習。7歳から毎日ほとんど欠かさず夜の12時まで。
無我夢中で向上するつきくんにKAKU先生は、
2024年パリオリンピックには、プレッシャーは与えたくないがそれはもちろんだし、
さらに、オリンピックだけを見て世界が小さくなるのではなく、いろんな世界を見て大きくなってほしいし、
彼を見てブレイクダンスに興味を持つ子供たちにとってはカリスマ的存在になりつつあるので、
そんな子供たちに指導できるような、
自分一人だけでなく人間として大きく成長してほしい
と、つきくんを認めつつKAKU先生の願いも込められていました。
オリンピックがプレッシャーなのは素人には当然のように感じてしまいますが、さらにその上を目指しているとは、やはり凡人との違いがあからさまになっていますね。
負けん気の強いつきくんならオリンピックと言えどどんなプレッシャーも跳ねのけてくれそうです!
つきくんのプロフィールや家族
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名前:飯沼月光(いいぬま つき)
愛称:Bboy TSUKKI(ビーボーイ つっき)
年齢:14歳(2021年2月現在)
生年月日:2006年9月11日
出身地:大阪府
身長:145cm
体重:37kg
年齢:14歳
学校:大阪市立加美南中学校
言語:日本語・英語
所属チーム:モータルコンバット
家族:お兄さん
インストラクター:KAKU先生Bboy34歳
つきくんの家族
つきくんの家族に関しては、つきくんがブレイクダンスを始めるきっかけとなった
お兄様が一人おられます。
ちなみにお兄さんのお名前は、
太陽さんです。
そして、つきくん。
良いお名前ですね!
これまでのブレイクダンスバトル
つきくんは、ダンスを始めて僅か3か月後に試合に出場します。その時は負けてしまいましたがその後もずっとバトルに出続けて、
さらに1年半後にフランスの予選に目標を掲げ出場を決意。
その予選日本大会でなんと優勝。フランス大会の日本代表に!
そして最高峰レベルのフランス大会に出場し負けはしたものの、
その時の好印象で海外に呼ばれるようになり知名度がグングン上がっていったのです。
『アジアでは何度か優勝を経験しているが海外はなかなか難しい。』とつきくん。
しかし海外のバトルは一人が大技を決めると周囲から歓声とともに人が中央に集まってくるので、そこが好きと語ってくれました。
戦歴
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Break Dance Dream Cup 2016 日本一決定戦3、4年の部:優勝
Hustle And Freeze 2017(中国):優勝
Red Bull BC One Japan Cipher 2017:エキシビジョンバトル出場
WE ARE THE FUTURE 2018 UNDER 17 7 TO SMOKE(中国):優勝(3連覇)
VU Japan Cipher 2019 POWER MOVE BATTLE(日本):優勝(2連覇)
2019年はフランスで行われた2大会とも準優勝で、そのほかの大会はすべて優勝。
2020年も以下の大会含めすべて優勝とすさまじい戦績を誇ります。
側近の大会では、
2020年ALL JAPAN BREAKING CHAMPIONSHIPS
2020年11月に行われたブレイクダンス全日本選手権18歳以下の部、ユースの部に出場。
予選を勝ち抜いた24人でダンスバトルが行われます。
冒頭でお伝えした劇的ダンスバトルがこの大会です!
もちろんつきくんも予選を勝ち抜いた24人の中のひとり。
しかしこの大会、つきくんに予期せぬアクシデント発生。
試合前にしきりに左わき腹を意識し始め、練習中に着地に失敗し痛めたとのことだったが
それでも何とか決勝にコマを進める。
バトルの合間にKAKU先生のマッサージを受け
いよいよ決勝戦!
決勝は4段階あって交互に技を出し合い4度の採点の合計で決着がつく。
2度目が終わった時点で3点のリードを許してしまうつきくん。しかもこの時、左わき腹に激痛が。
3本目激痛に耐えパフォーマンスをするも劣勢は変わらず、さらに2点の差でその差5点に。
そして最終、相手のパフォーマンスが終わりもう後がないつきくんの4本目、
ここで今までにないマイクパフォーマーをも唸らせるような大技を見事成功させ、
なんと大逆転優勝!
18歳以下の部ユースで14歳にしてジュニア全国制覇。
左わき腹を痛めていたにもかかわらず大技を決め逆転優勝した動画がこちら。【6分01秒頃】
この大会で優勝して住友建機とのコラボCMも!
11月に開催された全日本ブレイキン選手権ユース部門で優勝した世界で活躍するダンサー飯沼月光ことBBOY #TSUKKI とのコラボCMです。
今話題の #ブレイクダンス と新型機種SH75X-7を使ったWeb CMぜひご覧ください。#小旋回 #建設機械 pic.twitter.com/0KgwIwbSML— 住友建機 (@sumitomokenki) December 17, 2020
まとめ
『クルクル回るのが楽しい。それが出来たら結構魅力かな。』と中学生らしいコメントもありました。
現在
ダブルエリオ・キャッチ・エアートラックスという新技にトライ中。
背中で飛ぶ2回転がダブルエリオ、それを手で着地するのがキャッチ、
そこから背面に1回転するのがエアートラックス。
これは難易度の高いつきくんのオリジナル合体技。
この技は世界大会を幾度となく経験している師匠KAKU先生からすると世界でもほとんど見たことのない技であり、
決まればほぼ勝ち確定とまで言われる大技。
特にキャッチの部分が難しくもしも技が決まれば普段静かな審査員でもざわつくようなスゴ技らしいです。
現在猛特訓中のつきくん本人の完成度は30%。
その大技がコチラ。【4分22秒頃】
つきくんの今後の目標は
Red Bull BC Oneワールドファイナルで優勝!
2024年パリオリンピックで取りたい(金メダル)!
パリオリンピックに向けてぜひ頑張ってほしいと思います!
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